歯磨き粉の話
2022/11/05
みなさんこんにちは、院長の石原です。
今日は穏やかな土曜日ですが、いかがお過ごしでしょうか。
本日は歯磨き粉についてほんの少しだけお話したいと思います。
現在市販されている歯磨き粉は本当にたくさんありますよね。どれがいいのか本当に迷いますよね。そんな場合にひとつの参考になるような話になります。
普段われわれの口の中は唾液のおかげでpHが中性に保たれているんですが、食べ物を食べることによって、酸性に傾いた状態となり歯の表面を溶かすことがわかってきました。
昔は「食べたらすぐに歯を磨きなさい」でしたが、今は「食べたらすぐに磨かず、30分程度してから磨くように」に変わってきました。
これは、飲食によって酸性に傾いた状態を唾液がゆっくりと時間をかけてまた中性へと戻してくれるので、その後歯を磨かないと歯が削れやすくなるというものです。たしかに酸性下で歯を磨くと、歯に傷がつきやすい状態なのでやめた方がこのましいと思います。
でも昼食後など時間がないときはどうしたらいいのでしょうか?
そのときはお水で数回うがいをして口腔内の酸性状態を一気に洗い流して、中性にしてから歯を磨けば大丈夫です。
その時に使用する歯磨き剤は、フッ化物配合の歯磨剤がおすすめです。フッ化物には酸性に傾いた唾液の成分で歯の表面が溶けたところを再石灰化する働きがあるからです。
ひとくちにのフッ化配合の歯磨き粉といってもこれもたくさんあります。商品後ろの成分表示をみるとフッ化とつく成分がほとんど入っています。その中でおすすめはフッ化物配合の濃度がより高いものがおすすめです。だいたい1000ppmFなんて記載されているかと思います。数年前にこの濃度も緩和され現在上限が1500ppmFになっております。
なかなか街中のドラッグストアではないとおもいますが、歯科医院では販売しているところも多いと思いますので一度たずねてみるのもいいかもしれません。
しかしこの高濃度フッ化物配合の歯磨き粉は大人だけが対象なので注意してください。特に6歳未満の子供には絶対に使用しないで下さい。(大量にフッ化物を摂取すると中毒を引き起こすなど危険なためです)
いかがでしたか、お食事後の歯磨きの参考になればと思います。
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