歯科医院の来院間隔について

今日もスッキリしない天気ですが、現在はなんとか雨はやんでますね、こんにちは院長の石原です。今日は歯科医院の来院間隔について少しお話します。

一般的に２～３か月に一度来院し、歯科の検診を受け異常がなければ歯のクリーニングを行うのがいいと思います。毎日歯を磨いていても、どうしても磨き残しができるものです。うまく磨けなかったところには、たいてい歯垢が固くなった歯石が沈着しています。この歯石はそれ自体はそれほど悪くないのですが、実は表面がザラザラしており、そこに食べかすや歯垢がつきやすいことからなるべく早く取ったほうがいいと考えられています。

次に日常の歯磨きがうまくできず、歯肉からの出血や軽度の歯周病がある場合は、１～２か月に一回は受診し適切な処置をおすすめします。歯肉からの出血はその目安となります。実際出血がひどい場合は、短期的に週一ぐらいのペースでいらしていただくと症状が改善してきます。何もないのに出血はしないのです。必ず理由があります。早めの来院は将来のご自身の歯に好影響をあたえるはずです。80歳でも自分の歯で食事ができるのが大きな目標と思ってください。

中から重度の歯周病と診断された方は、ぜひ正しい歯ブラシの仕方をマスターしていただき、まず日常の口腔ケアを徹底します。歯肉が落ち着いたことを確認後、医院で本格的なクリーニングが開始されます。このへんは後日お話ししますが、週一ペースで受診し、かつ患者様の協力（お家でのセルフクリーニング）のもと治療が成立します。この協力が歯周病の治癒にはかかせないものとなりますので、少しだけ心にとめておいてください。

その後必要に応じて歯ぐきをめくる歯周外科処置に移行することがあります。すべてにおいてセルフケアがうまくできることが条件となります。

最後に日頃から上手に歯が磨けている方でも、半年から一年に一回は定期的に歯科を受診し、虫歯のチェック、口腔内に異常がないか確認、医院で実施するクリーニングをおすすめいたします。

ひと昔まえまでは「歯が痛くなったから歯医者に行こう」でしたが、痛くなる前にぜひ「歯の検診とクリーニングにいこう」と意識を変えてください。いらっしゃる患者様はみなさまご理解くださりますが、周りの方でまだ受診をためらっている方がおりましたら、お声がけをお願いいたします。

歯の治療はやはり早いに越したことがありません。そのまま放っておいて治るものでもありません。今の歯科医院は昔とちがい決して怖い所ではなくなってきております。

学芸大学やまびこ歯科医院ではこうした予防歯科に力をいれています。お子様から高齢者まで幅広く、丁寧に治療いたしております。みなさまのご来院お待ちしております。