歯科治療に使用する道具③
2022/10/26
こんにちは、院長の石原です。
今日も朝の冷え込みは真冬なみでしたが、日中は日差しがあたたかく感じられますね。
本日は歯科治療に使う道具③と題して、日々の歯科診療で使用する【探針(たんしん)】についてお話します。
探針はその文字が示すようにさがす針です。何を探すかというとそれは様々です。一般的には虫歯の範囲、象牙質の状態の確認(硬さなど)、被せ物や詰め物の適合性、知覚の有無、食片や歯垢の除去などで、探針の形態も多種多様にあります。
しかしこの便利な探針ですが近年、検診の場で注意が呼びかけられています。
というのも、初期の虫歯に対し探針で垂直的に力をかけると、もろくなったエナメル質に穴が開き、余計虫歯を進行させてしまうことが報告されました。探針は一般的に先がとがっているものが多く、歯を傷つけないように、やさしく水平的に動かすことが望ましいとされています。
そこで探針で気をつけるポイントは、
・鋭利な刃先のものを、使用しないこと。
・使用する時の触診圧は、歯面を傷つけないよう過度の圧力は加えないこと。
・歯面に対し垂直圧を加えず、水平的に軽くなぞるようなソフトタッチで使用すること。
・初期の虫歯や要観察歯(CO)を診査するときは、主に視診で行うようにし、食片や歯
垢がたまった小窩裂溝(歯のかみ合わせの面にある溝)は注意深く触診し、無理に取ら
ないこと。
このように学芸大学やまびこ歯科医院では探針ひとつとっても細心の注意を払って歯科治療を行うよう日々心掛けております。もちろんこの探針も前回お話したように患者様ごとにしっかり滅菌しております。
いつも患者様に安心の歯科治療をお届けする学芸大学やまびこ歯科医院を今度ともよろしくお願いいたします。
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