デンタルフロスの話
2022/11/25
みなさんこんにちは、院長の石原です。
おとといのワールドカップサッカー日本代表、本当によくがんばりましたね。
まさかドイツを破るとは…、この勢いで27日のコスタリカ戦ものりきって欲しいですね。
さて本日はデンタルフロスについてお話したいと思います。
歯間部(歯と歯の間)は歯ブラシの毛先が届きにくく、プラークが残りやすい場所です。そのためむし歯や歯周病が発生しやすい場所になります。この磨きにくい場所に細いナイロン繊維からできているデンタルフロスを歯間部の清掃に使用することで、プラーク(歯垢)を効率よく取り除くことができます。結果としてむし歯や歯周病の予防につながりますので非常に大切です。
歯ブラシではおとしきれない歯と歯の間の清掃にはデンタルフロスの使用をおすすめいたします。その他にも補助的清掃用具には歯間ブラシなどもありますがこちらはまた別の機会にお話致します。
このデンタルフロス、よく糸ようじなんて呼ぶ方もいらっしゃいますが、様々な種類があります。大きく分けると、糸巻タイプとホルダータイプの2つに分かれます(写真左参照)。
ここでは質問の多い糸巻タイプのデンタルフロスの使い方を説明いたします。
①デンタルフロスを約30~40cmくらいに切り、両手の中指に2~3回巻きつけ、15cmくらいの長さにしてピンと張ります(写真真ん中参照)。
②両手の親指と人差し指で糸をつかんで操作します(写真右参照)。
③使う部位に合わせ、歯と歯の間にゆっくりと、小さくのこぎりをひくようにしながら挿入しま
す。
*コンタクトポイント(歯と歯のちょうど接しているところ)を通す時は歯並びによって少しきつ
い感じがすることもありますが、ゆっくりと慎重に挿入するようにして下さい。あまり勢いよ
く挿入すると歯ぐきや歯肉を傷つけることもありますので、十分注意して下さい。
④コンタクトポイントを通過したら、歯肉の少し中まで(あまり深くまででなく、スッと入ると
ころまで)デンタルフロスを挿入します。
⑤歯の周囲に添わせるようにして、歯の表面を上下に2~3回こすってプラークを取り除きます。
*隣り合った歯(前の歯と後ろの歯)の両方の歯の表面を同じように清掃します。別の歯間部を
清掃するときには、糸をずらして新しい部分を使って繰り返し汚れを落としてください。
⑥フロスを取り出す時も、ゆっくり小さくのこぎりをひくように動かしながら取り出します。
*たまに詰め物に引っかかるなどして、フロスがうまく取り出せない時は、無理やり取り出そう
とせず、一方の指に巻き付けている糸を外して、外側に引き抜くようにすると詰め物にひっか
からず抜けるはずです。
【デンタルフロスを使うときの注意点】
- 使い方がわからない場合は、歯科医師や歯科衛生士にご相談下さい。
- 少なくても1日1回、就寝前の歯みがきをしたあとに使うと効果的です。
- 鏡を見て、場所を確認しながら歯肉を傷つけないように使用するようにして下さい。
- フロスが途中で引っかかったり、ほつれたりする場合は、歯と歯の間にむし歯ができていたり、歯石がついていたりしている可能性がありますので学芸大学やまびこ歯科医院にご相談ください。
- 子どものむし歯予防のためにもデンタルフロスは有効です。この場合、子供さん自身では上手に動かせないのでお父さんかお母さんがお手伝いお願いいたします。
- 歯と歯の間のすき間が広い場合には、デンタルフロスではなく歯間ブラシを使うようにして下さい。
1日の終わりにフロスを使わないと気持ち悪くて寝れないと感じ始めたら、もうしめたものです♬
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